リード(直答)
白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫といった血液のがんも、再生不良性貧血や溶血性貧血、血小板減少性紫斑病、血友病などの凝固因子欠乏症も、障害年金の対象です。
判断の材料は、検査所見(ヘモグロビン濃度、血小板数、好中球数など)と、日常生活の制限度(一般状態区分)の組み合わせ。そして、治療による全身のつらさも評価の対象です。倦怠感、感染への弱さ、出血しやすさで、生活がどれだけ制限されているか。
見られているのは、この3つ
1. 検査所見 — ヘモグロビン、血小板、好中球など。診断書に記入欄があります。 2. 一般状態区分 — 日中どれだけ横になっているか、軽い労働ができるか。 3. 治療による制限 — 感染を避けるために外出できない、輸血のために通院が必要、といった制限も生活の実態です。
結論を分けた実例
難治性の下痢と反復入院で、2級の継続(容認) — 血管免疫芽球性T細胞リンパ腫の方で、更新時に等級を下げられた事例です。修正診断書を採用し、難治性下痢・反復入院・車椅子生活などを総合評価して2級の継続が認められました。 複数の障害を併合して1級(容認) — チェディアック東症候群・急性リンパ性白血病・両大腿骨頭壊死などの方の事例です。請求日時点の複数の障害を併合認定して1級に該当するとされ、処分が取り消されました。
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同じ道を歩いた人が、つまずいたところ
「寛解したから対象外」と考える。 見られるのはいまの状態です。維持療法が続いている、感染に弱い、疲れやすい。それが生活を制限しているなら、伝える価値があります。 移植で打ち切りになると思う。 造血幹細胞移植(骨髄移植など)を受けた場合、移植片が生着し安定するまでを考慮して、術後1年間は従前の等級が維持されます。慢性GVHDを発症した場合は、臓器別の状態を踏まえて総合的に認定されます。 副作用と感染予防の生活制限を書かない。 マスクと手指消毒が欠かせない、人混みに行けない、子どもの学校行事に出られない。これらは日常生活の制限です。
よくある質問
Q. 血友病です。日常は普通に過ごせています。** 検査所見と日常生活の状態の組み合わせで判断されます。出血のエピソードの頻度と、そのときの生活の止まり方を記録してください。
Q. 移植後、慢性GVHDで苦しんでいます。** 臓器別の状態を踏まえて総合的に認定されます。皮膚、消化器、眼など、症状が出ている部位ごとに伝えてください。
次の一歩
直近3か月の「入院・通院・寝込んだ日」をカレンダーに印をつけて数えてください。それが一般状態区分の材料です。 → 自分で・アプリで・専門家に頼む、の比べ方
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出典
- 厚生労働省「国民年金・厚生年金保険 障害認定基準」第14節 血液・造血器疾患 ・ 確認日 2026-08-31