リード(直答)
在宅酸素療法をしている方は、原則3級です。しかも認定日は「酸素療法を開始した日」で、初診日から1年6か月を待ちません。3級は障害厚生年金だけの等級なので、初診日に会社員だったかどうかが分かれ目になります。
酸素を使っていない場合も、動脈血ガス分析値や予測肺活量1秒率などの検査と、生活の制限度(一般状態区分)の組み合わせで評価されます。COPD、間質性肺炎、気管支喘息、肺結核の後遺症などが対象です。
見られているのは、この3つ
1. 在宅酸素療法をしているか — 常時の在宅酸素療法を行っていて、軽い労働にも常に支障がある状態は原則3級(症状・検査成績によってはさらに上位)。認定日は開始した日です。 2. 検査成績 — 動脈血ガス分析値、予測肺活量1秒率など。診断書に記入欄があります。 3. 一般状態区分 — 労作時の息切れで、何ができなくなっているか。階段、入浴、買い物、着替え。息が切れて途中で止まる動作を具体的に。
結論を分けた実例
移植後の経過を総合して、2級の継続(容認) — 肺移植後の間質性肺炎・慢性呼吸不全の方で、支給停止とされた事例です。移植術後の経過を総合考慮すると現症日でも2級の状態が継続しているとして、停止処分が失当とされました。 息切れと外出制限で「労働に著しい制限」3級(容認) — 両側肺移植後の間質性肺炎の方の支給停止処分が取り消され、労作時の息切れ・外出制限などから3級相当と認定されました。
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同じ道を歩いた人が、つまずいたところ
「酸素を始めたばかりだから」と待つ。 認定日は開始した日です。待つ必要はありません。 息切れを「歳のせい」「太ったせい」と説明してしまう。 診断書に必要なのは、どの動作でどれくらい息が切れるかです。「平地を100m歩くと止まる」「入浴で休憩が要る」のように、動作と距離で伝えてください。 喘息の発作の記録がない。 発作の頻度、強さ、継続的な治療の内容が評価の材料です。日付をつけて記録してください。
よくある質問
Q. 人工呼吸器を使っています。** 常時の人工呼吸器装着は、額改定請求を1年待たずにできる「明らかな悪化」の一覧に入っています。等級についても上位で評価されえます。
Q. 肺移植を受けます。年金は止まりますか。** 移植後1年間は従前の等級が維持されます。
次の一歩
今日、「息が切れて途中で止まる動作」を5つ書き出してください。距離や回数をつけて。 → 自分で・アプリで・専門家に頼む、の比べ方
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出典
- 厚生労働省「国民年金・厚生年金保険 障害認定基準」第10節 呼吸器疾患 ・ 確認日 2026-08-31
- 日本年金機構「障害認定日の特例」(在宅酸素療法・喉頭全摘出) ・ 確認日 2026-08-31